不動七重の滝(落差100m)
林道を走っていくと登山口より手前にある。途中の池原ダム湖の水が綺麗で車を走らせながら展望したが、上流から池原ダム湖に七重の滝となって流れ落ちる。
七段の滝だから七重の滝となっているが、林道からは四重の滝しか見えなかった。 滝口までの遊歩道があったらしいが、
今は崩落で通行止めとなっている。
奈良県吉野郡下北山村
とんでもない道間違え
阪和自動車道の降り口を間違えたのを手始めに和泉市界隈を迷走し、挙句の果てにはR168を
R169と思い込みどんどん走ってしまう。 途中で釈迦ヶ岳登山口の表示が見えたが、本人は
R169を走っているつもりなので ”登山口が東側にあるはずがない、絶対に別の山”と通り過ぎてしまう。 これが旭登山口だった。 道間違いに気付いたのは風屋ダムまで来たときで、R425を通ってR169に戻る。
登山口
旭登山口からは3時間で山頂に立てるらしいが、見所の多そうな前鬼口から登ることにする。
こちらからの標高差は1,200m近くあり、登りは4時間掛かるらしいが、バス停からの林道は8.4kmある為、車を利用しない場合は更に2時間がプラスされる。
登山口から林道歩きと登山道とがあるら
しが登山道は崩壊で通行止めとなってい
た。 登山道にトライする時間も無く林道
歩きとした。
舗装された細い林道を8.4km走ると車止めとなり、狭いながら駐車
スペースがあった。 途中、この長い林道を下山する登山者が数名居た。
道間違いから登山口に着いたのは11時過ぎ、家からここまで6時間、
車を走らせ続けたことになる。
Road Map :阪和自動車道から国道309号線を経由して国道169号線を南下する。(予定だった)
Route Map:歴史が感じられる前鬼口からの往復とする。旭登山口より標高差は大きい。
林道を歩き始めると滝見遊歩道の長い吊り橋が見えた。
崩壊ファンとしては崩壊部分を見てみたいが今日はそんな時間が無い。
林道の橋から沢を見みると、寝袋、衣類を天日干ししているハイカーが居た。
数日、雨は降っていないので沢にでもドボンしたのか?
谷間の道は雑木が増えていき、雰囲気はどんどん感じ良くなっていく。
まだ、勾配は緩い。
林道の道脇には ”マムシグサ”が
沢山咲いていた。
林道歩き31分で ”小仲坊”に着く。 天気が良いので布団干しの真っ最中。 登山者も泊まれる様であるが、食事は精進料理的になるのか?
”小仲坊”の裏からはヒノキの古木が茂る緩やかな道を進んで行く。
1時間39分で ”二つ岩”(両童子岩)に着く。 急登途中の弛みにあり、周辺はツツジが満開になっていた。
高さ感を出す為にミニ三脚で自分撮りをしようとするが、適当な水平面がなく諦める。 目感では高さ10mくらいか 。迦羅童子と制多迦童子の名があり、それを合わせて”両童子岩”の名が付いている様だ。
岩の間に隙間があるので通り抜けて裏に出ると、なんと大日岳や釈迦ヶ岳展望の見える絶景になっている。 柱状摂理というのか ”五百羅漢”と
呼ばれている岩が緑の山の中で白く輝いて見える。
林道から尖がり山の ”大日岳”の全容が見えた。
あそこには是非、登ってみたいが、ここからは
”釈迦ヶ岳”は見えていなかった。
てな事が書いてあった。
沢渡りは2回あるが、2箇所共に涸れ沢で水は流れていなかった。
但し、雨降り後はどんな状態になるのか判らない。
登り途中から ”大日岳”を見る。
どこから登らせてくれるのか楽しみだ。
標高差:1,185m
2時間20分で ”太古の辻”に着く。 ここは奥駆道になっており、
近くに ”背くらべ石”があるようだが見逃した。 縦走中の人が8名
休憩していた。 この山はほとんどの人が縦走している。
良くは知らないが、”千日行”はこの奥駈道を毎日走り廻るのか。
ロールアウトの加藤氏は早駈道をトレイルランしたらしいが、
この道ではない様だった。
2時間35分にて ”大日岳分岐”に着く。
見上げる ”大日岳”は相当急峻、登山道があったのでチャレンジしてみる。
大日岳からの大展望。 鞍部には赤い屋根の深仙の宿、正面ピークは釈迦ヶ岳、
その下には五百羅漢の岩々、右には縦走尾根から孔雀岳が見えていた。
手前の岩峰を登り、一旦、下って登り返す様はモッチョム岳を思い出す。
崩れそうな岩の急登を這う様に登っていく。(人が写っていないと高度感が出ないなー)くさり場もあるようだが、それには気付かなかった。
大日岳分岐から鞍部へ下って行くと ”深仙の宿”(じんせんのしゅく)がある。 中に入れるのかは確認していない。
五百羅漢の下辺りに万病に効く清水と言われている ”香精水”があるらしいがこれも確認はしていない。
但し、今は涸れて水は出ていないそうだ。
又々道間違え
小仲坊から登山道が伸びているのだが、小仲坊の裏山に前鬼の住居跡がありその表示に気を
取られている内に違う山に進んでしまった。 踏み跡が薄くなっていくので引き返して正規の
登山道に戻る。 車だけでなく、歩きでも道間違いをしてしまった。(毎度のことではあるが・・・)
大日像の台座にある得たいの知れない動物(象?)。
会社に似てる奴が居るから撮ってみた。(^_^.)
下山
山頂で遅い昼飯を食って3時13分に下山する。
早く降りないと日が暮れるかもしれないし、雨が降るかも知れない。そんな心配と裏腹に写真を撮りながらの下山となる。下山時の木製階段は転ぶ心配がないのでどんどん下って行ける。小仲坊からの林道もショートカットがあり、ここでも時間を稼げて、登りの半分程の2時間で下山してしまった。全行程、6時間チョイで釈迦ヶ岳を終える。
雑感
登りのきつさはアルプス並であり、久々に充実した体力仕事をした感じがする。
ほとんどの人が縦走であったが、日帰り出来る山を重たい荷物を背負って縦走したいと思わないし、その装備も持っていない。 紀伊半島の山は登山口までの時間が掛かり過ぎる。帰りも5時間掛かっているので今日の車での走行は11時間となり、近いアルプスなら往復出来る時間だ。
でも紀伊半島には後、何山か残っているので又来ます。
釈迦ヶ岳で滑落死亡事故
10日後の5/16に滑落で60歳の女性の方が亡くなれている。
山頂の ”大日像” 山頂の天気は良いが、ガスがどんどん上がってきた。 今日の後半は天気が崩れるらしい。
3時間42分にて旭登山口への分岐点に出る。 釈迦ヶ岳山頂まで
10分の表示があり、4時間を切って登り切ることが出来そうだ。
シャクナゲ園の ”シャクナゲ”
R425号線の山奥にシャクナゲ園があり、道端のシャクナゲだけを見たが、メチャクチャ綺麗な色を
していたので園芸種だと思う。 自生地でこれ程綺麗な、しかも多花性のシャクナゲを見たことがない。
トータル:6時間06分 (休息時間含む)
−−− |
駐車場 |
小仲坊 |
二つ岩 |
太古の辻 |
大日岳 |
深仙の宿 |
旭分岐 |
釈迦ヶ岳 |
登り→ |
11:10 |
11:41 |
12:49 |
13:30 |
13:51 |
14:20 |
14:51 |
14:57 |
←下り |
17:16 |
16:59 |
16:23 |
15:57 |
--- |
15:40 |
15:17 |
15:13 |
登り:3時間47分、下り:2時間03分
1時間を過ぎる辺りから勾配は序々にきつくなり、
木製の階段が現われだす。
登山道(南奥駈道)は ”大日岳”の裾を廻りこむ。
分岐から6分程で ”大日岳”(1,595m)に着く。
山頂には ”大日如来像”が鎮座していた。
周辺には ”コバイケイソウ”が沢山茂っていたが花にはまだ早い様だ。
”深仙の宿”から ”大日岳”を振り返り見る。
手前の小さなピークを越えてここに着いた。
3時間47分を要して ”釈迦ヶ岳”(1,800m)着く。
時既に3時前、遅い時間なので山頂には誰も居なかった。
大日像の前に立掛けてあった歌。
下山時に見た小鹿、目の前から走って逃げたが遠くからこちらの様子
を伺っている。 慌てて写真を撮ったのでピンボケになってしまった。
この少し前にタイワンリスも目の前から逃げて行ったが逃げるのが
早過ぎて写真に収めることが出来なかった。
山頂から近畿の最高峰 ”八剣山”(八経ヶ岳)を見る。
八剣山はガスで山頂部が覆われてしまった。 この尾根筋を縦走する人も多いらしい。
登り時にずうーっと気になっていた ”立岩”。
これも ”五百羅漢”に入っているのか?
〔063〕不動七重の滝 (落差100m)
”不動七重の滝”は滝名通りに7段の滝らしいが、
林道沿いの滝見展望台からは4段しか見えていなかった。
林道途中から遠望した日本の滝百選の ”不動七重の滝”。
広大なササ原は背丈が低く保たれていたが、
これはシカが食したものと思われる。
2024年4月4日改定